OpenSNP  地域SNS|導入事例
地域づくりSNS  眠れる地域の絆を覚醒させる活性化の切り札!
OpenSNP 導入事例

OpenSNP導入エピソード集

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『かちねっと』 かつしか地域づくりネットワーク(東京都葛飾区) 
『かちねっと』 かつしか地域づくりネットワーク(東京都葛飾区)  [URL] http://kachinet.jp/


主催者推薦文


地域SNS「かちねっと(かつしか地域づくりネット)」においてもOpenSNPを使用しています。
かちねっとを立ち上げたのは、地域活動に携わるNPOやボランティア団体の人たちのネット上でのコミュニケーション拠点をつくりたいと考えたからで、葛飾区とNPOの協働事業提案制度に公募し採択されたことでほぼ1年前にスタートしました。

立ち上げに際しては3種のSNSソフトからOpenSNPを選択。
その最大の理由として「人と人との信頼関係で地域コミュニティを作ろう。エンジンはそのための手段である」という、利用者視点の開発思想が明確に伝わってきたことが挙げられます。たとえばそれは信頼性・安全性を確保するための後見人制度という仕組みにも強く表れていると思います。

また、開発姿勢にも発展途上のβ版という位置づけのもと、地域SNSのためのよりよいプラットフォームにしていこうという熱意や、機能改善要望などへも柔軟に対処していこうという意欲が感じられたことも理由のひとつでした。

OpenSNPを選択し使用してみた結果は、予想していた以上に満足のゆくものでした。
とくに運営上のノウハウ伝授などを含めた導入時、あるいはそれ以降のサポートはとても手厚く関係者の皆様に深く深く感謝しております。

地域SNSを構築するならOoenSNP! 
何のためらいもなく確信を持ってご使用をお薦めいたします。

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「絶望の淵から光明をみた−人の絆と地域の力」 by かんこ

2005年のいま頃。私は絶望していました。
1年かけて 数百時間分のテープを回して日本の底辺で働く外国人労働者の問題を追っていたのです。その中の数人、オーバーステイの人々が立ち上がって入国管理局に出頭しました。その出頭準備から彼らが結果的に収容され、手錠をかけられて強制送還され、母国で仕事を見つけることが出来なくて苦境に陥っている様子を私は撮り続けました。しかし、簡単に編集した映像を見たプロデューサーは言いました。
「こんな話どこにでもあるよ。外国人ネタは視聴率につながらないんだ。一家心中でもすれば別だけどね。」
かつて大学紛争の闘士だった人からこんな言葉を聞くなんて。
わたしはテレビの世界を諦めて ハローワークに行きました。

いくつか見つけた50歳以上でも応募できる就職先。知的障害者の御飯づくりの件は 試用期間にソースをこぼしそこらじゅうベタベタにして不採用。その後、
葛飾区市民活動支援センターの件を見つけました。取材や講座の企画づくりもあります。これなら何とかやれるかもしれない。本来は受付業務が中心と書いてあったのですが・・・。
運良く採用されて、かちねっとの誕生に立会うことになりました。そこでいろいろな方と知り合いました。暇田老さんは私が最初に知り合った市民活動家で、ことあるごとに相談に乗って下さいました。市民活動支援センター自体も発足したてで、講座には人が集まらず試行錯誤の連続でした。1年後、私たちの所属するNPO法人ワーカーズコープの社会連帯委員会の企画募集がありました。

葛飾区には、人口44万人のうち 15000人の外国人が暮らしています。町工場や電車の中でアジア人を見かけることも多いのです。私は時折バングラデシュからかかって来る電話やかつて取材した彼等の苦境を思い出しました。準備万端でプレゼンに臨み予算をもらえることにはなりました。しかしスタッフはいません。

かちねっと多文化共生空間のコミュニティで呼びかけて、チョロさんやアポロンさんに実行委員になって頂いきました。もちろん実行委員長は暇田老さん。そして半年ぐらい準備して今年の2月17日の日曜日。市民活動支援センターで「多文化共生フェスタinかつしか」を開催することが出来ました。呼びかけのチラシは英文も欲しいと外国人から申し出がありました。困りました。私の下手な英語で辞書をひきひき原案を作りました。これもかちねっとで元英語の先生のマイクさんが何百箇所も直して下さいました。そのチラシを外国人の立ち寄りそうな店やモスクに配って歩きました。

当日は、150人の参加者があり、スピーチコンテストでは、様々な国の人が自分のかかえる問題や悩みを話しました。私がかつて取材したテープも暖かい目で迎えられました。かちねっとを通して知り合った人々の助けで、私はテレビでは出来ない何かを伝えることが出来ました。参加したスタッフは「うそでない世界が見られた」と感想を書いてくれました。私はその言葉に力を得て、来年も2月に今度は子育てをテーマに外国人と日本人の親が手をつなぐことが出来るようなイベントを企画しようと思っています。

前回のスピーチコンテストのなかで、こどもを日本の学校や幼稚園に通わせている外国人のお母さんが「幼稚園から貰ってくるプリントの漢字が読めない」という訴えがあったからです。

かちねっとには、子育て系のコミュニティもあるので、そういうメンバーにも呼びかけて、何とか「多文化子育てフェスタ」を実現させたいと思います。
かちねっとを外国人と日本人の親が手をつなぎ、孤立や差別、いじめのない世界を実現させる強力なツールとして活用して。


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「かちねっとがつなぐ人の縁」 by 暇田老

かつしか地域づくりネット(かちねっと)がオープンしてほぼ1年。
それをNPO法人ユニコムかつしかが構想し葛飾区へ協働事業提案したのはさらにその1年前に遡ります。
NPO活動の拠点として葛飾区市民活動支援センターがオープンした頃でした。ネット上でも地域活動のコミュニケーション拠点をつくりたいという思いからで、ちょうどSNSが広がり、しかも地域化の流れが加速しつつあるころでした。


2度の協働事業審査会を何とかくぐりぬけて具体化に着手。
最初の課題がSNS用ソフトの選択でした。情報収集するうち地域SNS研究会を主宰している国際大学のショージさん、そのショージさんを通じて兵庫県の地域SNS「ひょこむ」の主宰者でOpenSNPの開発責任者でもあるこたつねこさん、行政が関係する地域SNSでは都内一番手の「ちよっぴー」ののあさんほか各地のSNSの先達者たちと知り合うことができました。


候補となった3種のSNSソフトからOpenSNPを選択。
当時は、3種とも機能的にはそれほど大きな差はありませんでしたが、「人と人との信頼関係で地域コミュニティを作ろう。エンジンはそのための手段である」という、利用者視点の開発思想が明確に感じられたことが選択の決め手となりました。


その後、かちねっと立ち上げにあたっては、こたつねこさん、ショージさんらにもスタッフメンバーに加わってもらい、構築・運営ノウハウの伝授などおんぶにだっこでお世話になった日々でした。実は、ユニコムのメンバーの1人たきざわさんとこたつねこさんは、阪神・淡路大震災の時の情報ボランティア仲間でもありました。ショージさんも葛飾育ちで、ご両親は今も葛飾にお住まい。「世間はどうしてこんなに狭いのか!」という驚き、人と人とをつなぐ地域SNSにふさわしい再会や出会いが、黎明期のかちねっとにはありました。


多くの人たちに関わっていただき、07年6月1日に「かちねっとオープン記念式展」を開催。
この中で主賓席に並んでもらったこたつねこさんの祝辞は、今でも忘れられない思い出の一つです。「葛飾といえば柴又帝釈天。帝釈天は古代インドの聖典に登場するインドラ神のことで、世の中の悪と戦う神様です。手に持つ武器が虹のように輝く網で、宮沢賢治が<インドラの網>という話を書いています。インドラの網はいろんな色に輝く宝玉を金銀の宝糸が繋がってできていて 悪者は絡めて取られると、全体の善なる力で消し去られてしまいます。宝玉はノードとしてのひとりひとりの私たち。宝糸はそれを繋ぐ紐帯。つまり「インドラのネット」は、インターネットで地域の人々を紡いでくれる地域SNSそのもの。帝釈天はそのご本尊であり、葛飾こそ地域SNSの聖地なのではありませんか?!」


以来、市民活動支援センターとかちねっとを舞台にして、老若男女さまざまな出会いが生まれ、「0123才あそびの広場」「かちねっと広場」「コラボかつしかまつり」「多文化共生フェスタ」「町づくりシンポジウム」など、多様な協働イベントにつながっています。
葛飾区には、高齢者や障害者福祉、青少年育成、子育て支援、環境保護などを目的に地域をよくしようと活動している団体が100以上あります。そうした人たちやこれから地域活動に参加しようとする人たちを増やしてつないでゆく場がかちねっとであり市民活動支援センターです。インドラの虹色の網を編むように、人と人との絆を結び心豊かな地域を織り上げてゆきたい。そう思いながら、人と人との縁の不思議さと大切さを強く感じているこの頃です。

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「不死鳥伝説 かちねっと」 by マササン

2007年6月より始動した「かちねっと」。
現在では会員数も500名を超え、毎日、葛飾らしい人情味あふれる話題で盛り上がっています。また、堅い話題よりも、緩々の日常会話的な話題で盛り上がるのも「かちねっと」の特徴のひとつだと思います。ひとことで言うと「安心して過ごしやすい場所」。世代、性別、障害云々関係なく誰もがフレンドリーに喜びや悲しみや苦しみを分かち合える。


今年に入ってから、体調を崩したり、障害が悪化したりと数名の方が入退院を繰り返すことがありました。そんな中でも会員からの激励のメッセージや、地域SNSの特徴でもあるリアルなお見舞い、気遣い、励ましと苦しい時期も笑顔で乗り越えられる「元気の源」となっています。


私自身も約3ヶ月の闘病生活がありました、毎日送られてくる激励に元気をもらったひとりであります。お蔭様で、予定よりも早く回復し、同時期に入退院した仲間たちと「完全復活祭」を行うこともでき、地域SNSのありがたみをしみじみと感じました。そんな仲間同士の結束が、これからの地域発展、活性化にも繋がっていくと確信しています。

皆で助け合い、励ましあい、下町らしい人情味溢れた「かちねっと」はナンバーワンにならずとも、オンリーワンの地域内連携ツールとして大きく活用されていると自負しています。

「かちねっと」は日々の生活の一部として会員の皆さんにも大いに活用されてきています。「かちねっと」内のコミュニティ「明るい話」が盛大に盛り上がっているのもその顕れだと思っております。これからも毎日が笑顔で過ごせる、人情味たっぷりの葛飾区「かちねっと」にしていきたいと思っているのは、私だけではなく会員の皆さんが抱いているものだと思いますし、今後もそのように発展していくと確信しています。





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