OpenSNP  地域SNS|導入事例
地域づくりSNS  眠れる地域の絆を覚醒させる活性化の切り札!
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『ハマっち!』 横浜地域SNS(神奈川県横浜市) 
『ハマっち!』 横浜地域SNS(神奈川県横浜市)  [URL] http://sns.yokohama150.jp/ 


「地域位置情報化ツールとしての地域SNS」 by iRi

2008年2月末に開催された「第2回地域SNS全国フォーラムin横浜」で、セッション『地域SNSにおける地図活用』を担当させていただきました。交通安全、防犯、防災など、位置情報の共有に注目される地図。その地図をSNSと組み合わせることで、何が見えてくるのか。ハマっち!に参加してから、SNSと自分の業務であるGIS(地理情報システム)との関連を探っていましたが、この機会に多くの皆さんに問いかけてみたいということで、この『地域SNSにおける地図活用』というセッションが実現したことは、私にとってとても嬉しい出来事でした。

パネリストとして登壇をお願いした人たちは、GISや地図、地域メディアの活用を実践する人々が集まる研究会や講演会に参加して知り合った方々です。遠くから集まってくれた彼らは、その分野で言わずと知れた有名人です。SNSを自らプログラムし全国に先駆けて地域SNSを八代市で始めた八代市の小林隆生氏、交通安全や防犯といった地図(づくり)をSNSと組み合わせて地域のコミュニケーションのツールとして活用するNPO法人BigMapの野崎隆志氏、防災という非日常的な要素をいかに日常的に感じてもらうかをSNSと組み合わせることで実現しようとしている(独)防災科学技術研究所の臼田裕一郎氏、地域SNSに書き込まれた位置情報付きの地域情報を地図(GIS)上に引っ張り出して整理するといった実験を経験している(株)カナエジオマチックスの小林裕治氏です。

地域SNSに地図を組み合わせコミュニケーションの活性化を実現する取組みや、人々を交通事故や災害から守るために地図とSNSを組み合わせたプロジェクトを紹介し、個人情報の保護などとの関係も考えながら、「地域位置情報化」ツールともいうべき「地域SNS+地図」の可能性を探る議論が行われました。コーディネーターを初めて担当する私も、パネリストと会場の多くのの皆さんに助けていただき、セッションの持ち時間はあっという間に過ぎていきました。

最近でこそmixiにも地図機能が付きましたが、ハマっち!を始めとした地域SNSには地図機能が付いています。それは、SNSでの様々な話題に「どこで?」という位置情報が必要だからです。全国に先駆けて地域SNSを始めた「ごろっとやっちろ」には、SNSとして最初から地図機能が付いていました。開発した八代市の小林さんがこの経緯を話してくれましたが、「情報そのものは、重要視していない。情報に付随する人と人とのコミュニケーションを応援したい」という彼の気持ちはとても印象的でした。

最後に、「ハマっち!」関連の講演会などで驚くことですが、開催2〜3日前という直前の告知にもかかわらず、多くの方々が集まってくれます。普段のつながりが、こういったイベントへの参加意欲をかき立ててくれるからでしょうか。それとも、「ハマっち!」独特の現象でしょうか。

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「私たちだからこそできる『おもてなし』が 形になった瞬間 」
 by 食育探検ママ
 

2009年、開港150周年をむかえる横浜では、開港を祝うイベントが行政・企業のみならず、市民創発で数多く立ち上がります。そのスタートイベントとして、6月14日(金)〜6月22日(日)に「ポートタウンフェスティバル」が横浜赤レンガ倉庫で開催されました。

最終三日間は、倉庫前広場にて開港五都市と条約締結五カ国がともにイベントを行い、親交を深めるこちを目的に、各国・各都市の文化や歴史の紹介、郷土物産販売、伝統芸能やパフォーマンスの披露、五都市の高校生が選んだ「ご当地土産」を高校生自身が販売するブースなど、それぞれに趣向が凝らされたテントが出展されていました。

私は、環境市民ネットワークゾーンに、『素材と 伝統と こころを大切にした、丁寧に手作りする 「もの」を通して 環境問題を考える』をテーマに掲げた、手作り品を販売するテントを出展しました。小さなテントの中に、市民団体や授産施設、農家さん、アーチストグループなど16団体があつまり、紙の什器家具を製作しイベントのプロデュースをしている企業様に応援してくださるという仕組みで運営しました。

実は正式に出展が決まったときから、イベント開催までわずか2ヶ月しかなく、この期間に出店者への呼びかけにはじまり、イベントまでのこまごまとした準備や、協力体制をつくりあげなければならないという気の遠くなる状態でしたが、嬉しいことに、日を追うごとに参加者がふえ、ワークショップもふくめると、20以上のグループの方にご出店いただき、総参加人数は70名を超えるという大家族となりました。そして参加者のみなさんとはリアルにお会いしながらも、運営はハマっちの非公開コミュニティで行うという日々が続きました。

イベント開催まで残すところ10日でようやく準備も整い、先が見えホッとした時、ふと気づいたのが「横浜市民が参加している環境市民ネットワークゾーンへの参加者は出展の1割に過ぎない」という事実でした。出展者の多くが他府県からの参加だったのです。イベントが開催される赤レンガ倉庫前広場周辺は、観光名所ということもあり、美味しいと評判のレストランがいくつもあります。しかし、イベント開催は3日間。毎日そういったレストランを利用するのは負担も大きいのは目に見えています。しかし、もう少し足を伸ばせば、普段づかいのいいレストランが沢山ある、と気づいたとき、地元ならではのレストラン情報を紹介したら喜んでいただけるかもしれないとピピンときました。

早速ハマっちのブログで「イベント出展者や来場者の方々に、私たち市民だからこそできるおもてなしをしたい!」と伝え、さらにハマっちの友人たちに相談をしたところ、「いいね!時間がなくても大丈夫、きっとできる!」と心強いひと言が。

こうして「YOKOHAMAおもてなしマップ」をつくることが決まったのです。
即行動にうつすのがハマっちに参加する人たちの大いなる魅力です。早速ハマっちでたてられたYOKOHAMAおもてなしマップ非公開コミュニティと深夜のスカイプ会議で、情報収集の方法、エリアの選定、マップデザイン、全体の構成をイメージし、共有する事からはじめました。ほぼイメージが固まり、実際に動き出したのは3日目というスピードの早さ。

制作チームは、今春横浜国大を卒業したばかりの「うめさん」がマップの構成とデザインを担当し、現在大学院で心理学を専攻している「くうそらさん」が、公開コミュニティで吸い上げた情報の整理を、ハマの麺食い男こと「alletta1500さん」・地元新聞社勤務の「hopeさん」・中区で働くお父さん「iRiさん」・横浜マダムの「いちごみるくさん」と「食育探険まま」がオススメのレストランへ出向き掲載許可をとるということで一斉に散らばり、作業がスタートしました。「共感したら人任せにせず自分が動く」がハマっちで出会った仲間たちの大いなる魅力です。

日頃からブログを通じて自分の考えややりたい事を伝え続け、そこに「共感できること」があれば、職業も年齢も、そして性別さえも、飛び越え繋がることができるSNS。地域に特化したSNSだからこそ、参加者のバックグラウンドや顔がみえやすく、だからこそ繋がりやすく、物事を動かすときにそれぞれが安心して持てる力を存分に発揮できるのだと感じました。

イベント初日の早朝、「YOKOHAMAおもてなしマップ」が完成し、野獣さんがマップをラミネート加工したものを持ってきてくださったのですが、実物を手にして本当に驚きました。短期間で仕上げたとは思えないほどの完成度の高さです。

200枚印刷し、来場者の方々に配布させていただきましたが、雨で少しふやけた感のあるマップでも皆さん捨てることなく、じっくりと見てくださり、「狙った獲物は逃がさない横浜マダムのオススメにいってみようかなあ」や、「新聞記者さんて、色々知ってそうだし、忙しそうだからささっと食べられそうでいいねえ」など、嬉しいお声をいただくことができました。

一枚のマップからはじまった「横浜に暮らす私たちのおもてなし」。これからもハマっちの仲間とともに、横浜を楽しむ、横浜を食べるための情報発信をしていきたいと思います。


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「YOKOHAMAおもてなしMAP制作美談
  〜コミュニティ機能の積極活用」
 by 野獣
 

「ハマっち!」は、横浜が好きな方を対象とする地域SNSです。
2009年の横浜開港150周年を契機に、横浜を舞台にさまざまなアクションをしている方々や、これから横浜で何かをはじめたいと思っている方々を応援する、「Y150市民参加プラットホーム推進委員会」(事務局:(財)横浜開港150周年協会)が運営しています。「横浜地域構築運用実験事業」として、2007年4月に有志による運営チームを結成し、より良い地域SNSにしていくための機能と運営方法について、毎週運営委員会を開催し検討を重ねています。個人のブログをはじめ地域で活動するボランティア団体やNPO等の市民活動団体、生涯学習グループ、サークルなどの活動をする上での、情報共有や意見交換にコミュニティ機能を積極的に活用しています。

具体的な活用事例として、本年6月20日〜22日赤ンガ倉庫で開催されたポートタウンフェスティバル「開港5都市5カ国マーケット」では市民環境ブースにグルメ雑誌ライターの食育探検ままさん(代表)による、環境に優しい手作り品のお店「リトルマルシエ」が誕生。チラシデザインをメンバーが自主制作し、中区民活動センターのご協力で手書きの旗も制作。地元タウンニュース紙にも掲載されました。 房州わんだぁらんどからも地元特産品を出品。千葉県館山市よりフェスティバルワークショップに10数名がボランティアで参加いただくなど、OpenSNPのリアルな場面での交流も実現致しました。

この催しでは、他府県からの来場者にあわせ、手軽にランチタイムを楽しんでいただく「YOKOHAMAおもてなしMAP製作チームコミュニティ」(管理者 くうそらさん…大学院生。地図制作者うめさん…運営委員会メンバーで横浜国立大学を今春卒業。外資系大手コンサル会社勤務)を併せて開設。地元の再利用貸し自転車「ハマチャリ」や「ベロタクシー」とタイアップし、約200名以上の方に印刷した地図を無料配布。「デザインも内容(ハマの麺食い男、マダムおすすめetc.)も素晴らしい。」「コミュニティ内の地図機能でも閲覧可能で便利。」と大好評でした。

また、行政勤務のメンバー(iRiさん)は専門の「地図についてのコミュニティ」を開設。昭和30年代横浜市三千分一地形図Webで公開=グーグルアースでも表示可!と画期的な施策を発表されました。

ハマっち!コミュニティからは様々なイベントが開催され、告知などでも活用しています。なかでもNPO法人「I LOVE つづき」の音楽家 晶子さんは、本年3月に都筑区で「19歳以下の子どもたちのまちづくり。ミニヨコハマシティ」(第2回)・・・1回目は横浜市こども青少年局委託事業を実施。約3,000人の集客を実現。ボランティアスタッフを募り、緻密な打ち合わせなどに活用され、その模様はNHKニュースでも放映されました。本年8月13日〜15日にはドイツベルリンで開催される「子どものまち世界会議」に日本代表としての参加も決まり、兵庫県(ひょこむメンバー)の伊丹市立高校教師かっちゃんさんの発案で、2都市の高校生間連携が実現。第二回全国地域SNS交流会(パシフィコ横浜他で本年2月28,29日に開催)で高校生同士のTV会議が実現するなどOpenSNPの機能を最大に活用し、人々の心と心の繋がりによる夢の実現に役立っています。






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